e2studioの導入~KPIT GNU Tools

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複数回にわけてRenesasさんのEclipse統合開発環境であるe2studioの導入とRENESAS WEBコンパイラからダウンロードしたプロジェクトのインポートまでを説明したいと思います。

なぜこんなことをするかと言うと、WEBコンパイラが重いからです。

プログラム容量に関わらず、一度重くなるとレスポンスがとことん悪く、クリック一つの反応すら却ってこないこともしばしば。だったらローカルで開発できるようにしようというと思いました。他の方も実践されているとは思いますが、導入方法について少しでも参考になればと思い、本記事を起こしました。

では早速、インストールから説明します。

e2studioはEclipse統合開発環境であるものの、HewやCubeSuite+で言うところのToolChainを持っていません。EclipseのCDTとRenesas開発環境のToolChainを組合わせる必要があります。組み合わせは2通りあります。

  1. e2studio + KPIT GNU Tools
  2. e2studio + Renesas ToolChain

RenesasのC/C++コンパイラToolChainをお持ちの方はそちらをご利用いただくとして、今回はフリーで利用できて且つリンク制約も特にないKPIT GNU Toolsとの組み合わせについて説明します。

手順はe2studioのインストール、KPITのインストール、e2studioの起動の順番で行うとe2studioでのToolChain連携が楽になるのでオススメです。

e2studioのインストール

まずはe2studioをダウンロードします。Renesasさんのホームページからダウンロードできますので、分割、一括、お好みでダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したら実行ファイルを走らせます(一括ファイルの場合Renesas_e2_studio_2.2.0.13.exe/2.2.0.13はバージョンを意味しています)。

スプラッシュ画面から動作環境確認画面となります。VC++が必要となりますが、インストールしていない方はe2studioのインストーラが対応してくれますので、VC++をインストールしてください。
e2_001e2_002
VC++のインストール(サムネイル)
e2_003e2_005

続いてe2studioのインストールですが、特記すべきところは有りません。使用許諾の確認、インストールフォルダを指定し、Installをクリックだけでインストールが始まります。
e2_006e2_007e2_008

プログレスバー表示中にプロンプトが立ち上がりますが、ここでの作業はありません。途中、Windowsロゴ認証テストについて聞かれますが、そのまま「続行」をクリックします。
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以上でe2studioのインストールは完了です。続いてe2studioの起動…といきたいところですがToolChainを先に入れておいた方が後々楽ができるため、KPIT GNUツールのインストールを先に行います。

KPIT GNUツールのインストール

続いてKPIT GNU Toolsをインストールします。こちらはKPIT GNU Toolsのホームページからダウンロードできますが、ダウンロードの前にユーザー登録する必要があります。
英語表記になっている方は一度日本語表記に直しましょう。初期ユーザー登録を行うには画面右手の「登録」から登録画面に進みます。既に登録されている方は「GO」からログインしてください。
登録画面での注意事項ですが、全ての情報を半角英数で入力することです。全角文字を入力すると情報が正しくないとして、何度も修正をEメールで求められます。修正情報は現地スタッフからチェックしているらしく、修正確認と再修正通知は現地就業時間?にきますので時間のロスが多くなります。初めから半角英数で入力しましょう。

無事登録が完了し、ログインできるようになったら「無償ダウンロード」タブから「最新KPIT GNUツール」を選択し、ウインドウズツールチェインからGNURL78とGNURXをダウンロードします。GR-SAKURAならGNURXのみで十分ですが、GR-KURUMIやその他プロジェクトにも流用できますので、GNURL78もインストールしておいて損はないと思います。

今回はGNURXのみ紹介します。

kp_008
ダウンロードしたGNURXv1401-ELF.exe(v1401はバージョンを意味しています)を実行すると上記画像のような注記が出ますが、OKをクリックして継続します。記事作成時点ではPCにHEWを入れていなかったため、このような注記が表示されました。

インストールそのものは他のソフトと同様です。事例ではカスタムインストールでインストール場所を指定しています。
kp_001kp_002

続いてTOOLCHAINのActivation Codeを入力します。これはKPIT GNU Toolsのアカウント情報に(日本語表記の場合)活性化コードとして表示されていますので、こちらを入力してください(画像中はコードを削除しています)。
kp_003kp_004
一度Activation Code(活性化コード)を入力し受諾されると次のインストールから尋ねられることはありません。複数のToolChainのインストールはそんなに負担ではないと思います。

残りはサポートやライセンスに関する同意です。そのまま進めましょう。
kp_005kp_006kp_007
setup typeの項目はHEWに関連付けるかどうかの確認です。チェックを付けるとHEW関連フォルダ下にインストールされますし、チェックを外すと任意のフォルダ下にインストールが可能です。いずれにせよ、e2studioには自動で関連付けされますので、ご安心ください。

KPIT GNU Toolsのインストールが終わればあと一息です。

e2studioの起動(ToolChain登録)

ここまでこればあとはToolChainのe2studioへの登録だけです。

小難しいことはなく、まずは普通にe2studioを起動させます。するとToolChain登録画面が立ち上がります。登録したいツールチェインの選択と、デフォルトワークスペースの位置を指定すればToolChainの登録は完了します。
e2_021e2_020e2_022

RXRL78もインストールしている方はツールチェインの登録にRL78の項目も表示されていますので、一緒に登録してください。

手戻りを少なくするために今回の手順としましたが、必ずしもこの手順である必要はありません。
次回はWEBコンパイラのプロジェクトをe2studioに登録する手順を紹介します。

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